つむじ

「手仕事」と「食」をテーマに地域の人と文化が出会い、豊かな交流が生まれる場。

緑豊かな庭でつながる、4つの建物がある拠点「つむじ」。
モデルハウスとしての役割だけでなく、地元の人、作家さん、お店の人、農家さんなど地域で活動する様々な人々が気軽に訪れたくなるような、街に開かれた場としてデザインされています。
建築家の伊礼智さん(伊礼智設計室)、家具デザイナーの小泉誠さん(Koizumi Studio)が設計・空間デザインを手掛けました。

i-works2015

伊礼智さん設計の、3.5間角・延床面積24.5坪+ロフトの小さな家。
伊礼さん自身がデザインした「大工の手」の家具も並ぶ。
性能と意匠の両立を視野に、「性能の先の心地よさ」に挑戦した住まい。

舎庫(しゃこ)

小泉誠さんが設計した、6帖ほどの小さな居場所。
趣味の場所や仕事場、さらに「住み開き」のためのお店など、多様な使い方を提案しています。
駐車場一台分のスペースに建築可能。

3階建木造ドミノ住宅

小泉誠さんが空間デザインした、木造3階建てのモデルハウス。
1 階は土間、2 階はcafeを想定したスペース、3階は家具で仕切った空間へ。小泉さんデザインの「大工の手」家具がたくさん並びます。
現在は「地域」「手仕事」「食」をキーワードとした様々なイベントを行い、地域の人がつながる場をつくっています。

巣箱

小泉誠さんがデザインした、定員2名の家具空間。
傾斜した床と大きな背もたれ板でラウンジチェアになり、窓枠がテーブルにもなる建築自体が身体を支える家具になっています。
町並みに心地良い違和感を醸し出し、「つむじ」の活動とともに地域の気持ちが宿り、この場を記憶するメディアとなる事を期待してつくられました。

人と人が出会い、モノやコト、文化が出会う交差点のような場所になってほしい。
つむじという場所を多くの人に「永くつかい続けていきたい」と感じてもらいたい。
武蔵野の地域や東村山がイキイキして、みんなが「このまちに暮らしてよかった」と感じられる、きっかけや「種」みたいなものがここからたくさん生まれていってほしい。

「つむじ」は、そんなたくさんの想いを込めてつくられた場所です。

DATA
人と文化が交わる場「つむじ」
設 計:小泉誠+Koizumi Studio(http://www.koizumi-studio.jp/)
    伊礼智+伊礼智設計室(https://irei.exblog.jp/)
施 工:相羽建設株式会社+大工
写 真:西川公朗