屋上防水

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相羽建設本社屋 屋上防水の修繕工事を行いました。築25年鉄骨造の建物の屋上床はシート防水で仕上がっていました。これまでは防水層の破断等もあり、大雨のたびに雨が漏れる始末でしたが、今回の修繕で徹底して改善をしていきます!

既存シート防水層を高圧洗浄しました。
事前に下地を調べるため一部を壊しています。内部構造は鉄骨梁上に床版ALC板75㍉があり、その上に断熱層50~100㍉があり、さらに上にシート防水層があります。
今回の修繕で採用した工法は、塩ビシート防水絶縁工法です。既存の防水層へは接着せず、プレートを躯体ALC板へアンカー固定し、このプレートと新規シート防水層を圧着する工法です。アンカープレートは600㍉ピッチで固定しています。
アンカー用プレート
絶縁シートとアンカープレート設置後に、新規塩ビシート防水層を敷いていきます。
アンカープレートと新規シートは電磁波を用いた専用機械で圧着します。
塩ビシート防水施工完了
鉄部は専用プライマーで下地処理を行い、ウレタン防水を行いました。(下塗り状況)
ウレタン防水状況。 この後ウレタン防水トップ仕上げ及びシート防水層へのトップコート処理を行います。

鉄筋コンクリート造ではアスファルト防水、木造ではFRP防水が主に用いられますが、今回は鉄骨造でシート防水という状況やコスト面からも判断してこの工法を採用しています。今回の防水改修では最低10年保証がつきます。雨漏れしない安心へつながる工事です。

施設建築事業部  荻野照明

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