この数カ月、コロナの影響による木材の価格高騰、納品遅延という状況が続いており、これを「ウッドショック」と呼んでいます。当事者である私たち地域工務店も少なからず影響が出つつあるのが現状です。
木造施設協議会HPより「ウッドショックから価値について考える」
コロナ渦での海運業の混乱や中国、アメリカ郊外での住宅需要の増加による日本への外材木材の輸出制限、これまで輸入材に頼ってきたメーカ-の国産材への介入、さらに国産構造材の価格高騰や構造プレカット工場の生産力のひっ迫~材料の納期が遅れるという諸々の影響がでてきたということが「ウッドショック」の現状です。この状況は6月以降さらに年内まで続く見通しではと言われています。
ウッドショックの捉え方は様々あるかと思いますが、相羽建設では国産材を扱うプレカット業者さんとも強いつながりがあり、早い段階から設計者やプレカット業者さんを含めて諸問題を相談解決していくことで受注~生産までをお客様に納得していただくかたちでクリアできると私は考えています。。地域工務店にとっては逆境の中ではありますが、木を通した人のつながりやその強みを活かすべき時と捉えて、今後も積極的に木造施設の建築を通してお客様のお役に立つ取組みを進めてまいります。
施設建築事業部 荻野照明